京都行事:2/1-2/28

[check]行事予定は、通年内容の為、日程含め神社仏閣のHP等にて詳細を確認してください
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2/節分前の日曜日 鬼やらい神事 石清水八幡宮
2/1.3 湯立神事 石清水八幡宮
2/初牛の日 初午大祭 伏見稲荷大社
2/11_初牛の前後 大根焚き法要 三千院
2/2-3 壬生大念仏狂言 壬生寺
2/2-4 節分祭 各寺社
2/2-4 節分祭 吉田神社
2/3 節分祭(鬼の法楽) 廬山寺
2/3 節分会(星祭) 穴太寺
2/3 節分会 引接寺
2/3 女人厄除祭 市比賣神社
2/3 おかめ節分会 大報恩寺 千本釈迦堂
2/3 山伏追難式 聖護院
2/4 左女牛の神事 若宮八幡宮社
2/8 針供養 法輪寺
2/8 世継地蔵尊大祭 上徳寺
2/中卯日 御弓始め神事 御香宮神社
2番目の子の日 燃灯祭 上賀茂神社
2/10 弓祭 金閣寺
2/11 七草粥 城南宮
2/11 甘酒祭 梅宮大社
2/11 阿含の星まつり 阿含宗
2/23 五大力尊仁王会 醍醐寺
2/24 幸在祭 上賀茂神社
2/25 梅花祭 北野天満宮
2/25 梅花祭 吉祥院天満宮

京都料理

<毎月決められた日>

 暦との関係により、安価な旬の素材を駆使した献立が決められている
 献立を考えずにすむ合理的な習慣や、神仏や祖先への崇敬の表われによる
/1:小豆ご飯(うるち米に小豆を入れて炊くあずのご飯)を食べ、家中が、まめで暮らせるようにと願う
 鰊昆布を食べ、渋みのあるにしんと昆布で「しぶう、こぶう暮す」という
 なます
/8、18、28:荒布と揚げ
/15:あずのごはん、いもぼう、なます
/末:おから、巳寿司(みずし)、寅蒟蒻(とらこんにゃく)、卯豆腐(うどうふ)

<2月>

 節分(せつぶん) : 節分の鰯
 初午の日(はつうまのひ) : 畑菜の辛子和え・小豆ご飯
 伏見稲荷大社ゆかりの秦氏を偲び、畑菜(はたけな)の辛子和え(からしあえ)を食べて、伏見稲荷大社へ参拝する(初午の稲荷詣)
 大社を創建した秦伊呂具に由来する畑菜
 大社に仕える狐の好物の辛子を利かせて食べると縁起がいいといわれる

京菓子:2月

<法螺貝餅>

年に一度、節分の日に販売される厄除けのお菓子
法螺貝餅(ほらがいもち)は、味噌餡と牛蒡(ごぼう)がクレープのような皮に包まれた上菓子
聖護院門跡の門前菓子で、年に一度、節分の日のみ、護摩供の供用菓子として販売される
法螺貝には悪霊退散の意味があり、厄除けのお菓子とされる

<きつね面>

2月最初の午(うま)の日に、伏見稲荷大社の初午大祭のとき食べる干菓子
きつね面は、2月の初午大祭や節分のときに茶席で出される上菓子
伏見稲荷大社において行われる初午大祭(初午の稲荷詣)で、参道の茶店でも売られる
煎餅種(せんべいだね)に砂糖の摺り蜜(すりみつ)をつけ、白狐が表現されている

1月行事予定  3月行事予定

2019 2月行事

2/25(火)梅花祭:北野天満宮

10時頃から、北野天満宮では、梅花祭が行われます
北野天満宮の祭神の菅原道真さんの命日に行われる祭典で、10時から本殿で神事が行われます
神職は、冠に菜の花をつけられていて、「天神さんをなだめる」という言葉にちなんでいます
境内には、菅原道真さんが愛でた梅が多くさん植えられており、梅の花の下での野点(のだて)も行われます

2/23(日曜):五大力尊法要:積善院凖提堂(平安神宮の北)

10時半頃から、左京区の平安神宮の北にある積善院凖提堂では、五大力尊法要が行われます
積善院凖提堂は、聖護院の塔頭で、聖護院の東隣にあります
鎌倉時代に創建された積善院と、凖提堂が合併したお寺さんです
五大力尊の掛け軸が公開されて、山伏さんらによって大般若経の転読祈願(てんどくきがん)が行われます
午後からは、柱源護摩供が行われ、参拝者が願い事の書いた護摩木を、山伏さんが1本1本丁寧に焚き上げられます
盗難除けの御札やお守りが授与されます
汁の無料接待もあります

2/24(月)幸在祭(さんやれ祭):上賀茂神社や大田神社

上賀茂神社や大田神社では、幸在祭(さんやれ祭)が行われます
上賀茂地域の農家の元服(成人)儀式で、男子15歳になると「あがり」といいます
「あがり」の子供がいる家に集まって、鉦太鼓の調子に合わせて道中を練り歩いていた風習を受け継いだ行事です
あがりの子が大島紬の羽織、黒足袋に下駄を履いて、首に白襟巻きの姿で太鼓を打ち鳴らして行列となって、鉦を鳴らして大田神社、上賀茂神社へと練り歩きます

2/23(日)五大力尊仁王会:醍醐寺

平安時代から行われている行事で、不動明王など五大明王の力を授かり、その化身の五大力菩薩によって国の平和や幸福が祈願されます
9時頃から、法要が行われ、山伏による柴燈護摩が行われます
12時頃からは、餅上げ力奉納が行われて、男性は150kg、女性は90kgの鏡餅を抱え上げて、その時間を競います
この日限定で、京都の町屋の玄関によく貼られている、災難・盗難除けのお札「御影(みえい)」が授与されますよ

2/15(土)燃灯祭:上賀茂神社

14時頃から、上賀茂神社では、燃灯祭が行われます
2月第2の子の日(ねのひ)の神事です
平安時代に宮中で行われていた「子の日遊び」を神事化されたもので、神職が御阿礼野(みあれの)にあった神館跡に出でて、小松を根引きをして、それに燃灯草を添えて神前にお供えします
燃灯草は「玉箒草(たまほうきぐさ)」ともいわれます
神職さんと一緒に、小松引きができます

2/14(金)加持大祭:松ヶ崎大黒天(妙円寺)

左京区の松ヶ崎にある松ヶ崎大黒天(妙円寺)では、加持大祭が行われます
松ヶ崎大黒天は、五山の送り火の「法」の字の火床の真下にあります
七福神さんの一人の大黒天さんが祀られていますよ
この日は、百ヶ日の荒行を修した荒行僧による水行やご祈祷、護摩木焚き上げ供養が行われ、大祈祷会が行われます
境内では、大黒天そばが無料接待されます

2/11(火)七草粥:城南宮

10時頃から16時まで、伏見の鳥羽離宮にある城南宮では、七草粥が授与されます
「源氏物語」の若菜の巻にちなみ、春の七草を神前にお供えされます
庭園楽水苑では、春の七草を見ることもできますよ
春の七草は、芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)ですね

2/8(土)-11(火)初午の時期 大根焚き法要 :三千院

初午の時期、大原の三千院では、初午大根焚き法要が行われます
奥の院金色不動堂前広場において、出世金色不動明王のご加護とご利益をいただけるように特別に護摩祈祷された大根で大根焚きが行われます
大根は大原の畑で有機農法で栽培されたもので、純白の大根は何色にも染めやすく、味付けも沁みやすいといわれています
特別祈祷のあつあつの大根は無料接待されて、無病息災、開運招福が祈願されますよ

2/9(日)初牛の日:初午大祭 伏見稲荷大社

8時頃から、伏見稲荷大社では、初午大祭が行われます
711年2月の初午の日に、稲荷大神さんが稲荷山の三ヶ峰に鎮座されたことにちなむお祭です
2日前の辰の日に、稲荷山の杉と椎の枝で作った「青山飾り」を、本殿や摂末社に飾り、初午の日を迎える習わしがあります
稲荷大神さんにお参りをして、商売繁盛、家内安全の縁起物の「験の杉(しるしのすぎ)」をいただきます

2/9(日)阿含の星まつり:阿含宗

9:30頃より、東山ドライブウェイの近くにある阿含宗では、阿含の星まつりが行われます
「星」は人が誰でもが持つ「運命の星」のことです
悪い運命の流れを好転させ、よい運命の勢いを強くするために、節分に護摩を焚き「星」をおまつりします
護摩壇から10数mの浄火が燃えあがる火の祭典は、多くの人たちが集う冬の風物詩になっています

2/8(土)世継地蔵尊大祭:上徳寺:京都の世継ぎさん

9時頃から、河原町五条の西にある上徳寺で、世継地蔵尊大祭が行われます
上徳寺(じょうとくじ)は、平安時代、「源氏物語」の源融(みなもとのとおる)が邸宅の六条河原院で塩焼をしたり、貴族たちが詩歌や管弦を楽しんだ河原院跡の地にあります
世継地蔵に祈願すると良い世継が授かるといわれ、子授け祈願・安産祈願のご利益があります
10時頃から十種福祈願
14時頃から山伏による柴灯護摩供が行われます
この日にお参りすると一億劫日功徳日に当たるといわれます
多幸焼(たこやき)と粕汁の無料接待もありますよ

2/8(土)針供養:法輪寺

13時頃から、嵐山にある虚空蔵法輪寺では、針供養が行われます
本尊の虚空蔵大菩薩は、技芸、裁縫上達の守護仏です
平安時代に、清和天皇が、廃針を納めた針堂(はりどう)を建立したことが由緒といわれます
コンニャクを祭壇にお供え、飾り糸のついた長い針を刺して供養され、裁縫や手芸技術の上達が祈願されます
読経の後、古式装束の織姫の舞いの奉納も行われます
甘酒の接待もありますよ

2/3(月)節分祭:平安神宮

岡崎にある平安神宮では、節分祭が行われます
平安神宮は、京都の総鎮守社です
大儺之儀は、式次第から作法・祭具・衣裳まで、平安朝当時の「追儺式」が綿密に再現されているんですよ
9時30分頃から、節分祭
12時頃から、奉納狂言
14時頃から、大儺之儀
15時頃から、豆まきと、大火焚神事が行われます
無料の甘酒の接待もありますよ

2/3(月) 節分会:六波羅蜜寺

六波羅蜜寺は、平安時代中期の951年に市聖(いちひじり)の空也上人が、疫病平癒のために十一面観音を本尊として開かれました
11時頃から、星まつり
15時頃から六斎念仏を中心とした追儺式
豆まきは、14時50分頃からと、15時20分頃から行われます

2/3(月) 節分祭(鬼の法楽):廬山寺

京都御所の東にある廬山寺では、追儺式鬼法楽が行われます
15時頃から、太鼓と法螺貝の音を合図に松明と宝剣を持った赤鬼、大斧を持った青鬼、大槌を持った黒鬼が大師堂前の舞台に出現します
護摩供の秘法、追儺師の邪気払いの法弓、福娘らによって蓬莱豆や福餅がまかれて鬼が門外へ逃げていきます
豆まきは16時頃から、古札焼き式 が17時頃から行われます
秘仏の元三大師が鬼を退治したと云われる「独鈷・三鈷」や、大師が宮中で使用したと伝わる「降魔面」がこの日限定で特別開帳されますよ 廬山寺HP
追儺(ついな)とは、大晦日(旧暦12月30日)に行われる宮中における年中行事。鬼(疫鬼や疫神)を払う儀式、または民間で節分などに行われる鬼を払う行事。

2/3(月) おかめ節分会:大報恩寺 千本釈迦堂

今出川七本松上ルにある千本釈迦堂(大報恩寺) では、おかめ節分会が行われます
大報恩寺は、鎌倉時代初期に義空上人によって創建されたお寺さんです
15時頃から、年男や女性たちが、紅白のおかめの輪袈裟とお面をつけて、本堂で加持を受けます
茂山狂言社中によるユニークなおかめ福節分の狂言もあります
厄除け鬼追いの儀として、豆まきが行われます
番匠保存会による木遣音頭や、上七軒の舞妓さんのおどりの奉納もあります
おかめの貞淑と福徳円満、縁結び、お多福招来を祈願し、一年の厄除けを祈願します
大報恩寺 千本釈迦堂HP

2/2(日)-4(火) 節分祭:吉田神社:疫神祭

左京区の神楽岡にある吉田神社では、節分祭が行われます
吉田神社は京都大学の南東、吉田山(神楽岡)にあり、建御雷之男神(タケミカヅチノヲノカミ)が祀られています
節分祭は、室町時代に行われて以来、例年約50万人の参拝者が訪れ厄除祈願がされています
宮中で行われてきた古式による追儺式が行われます
疫神祭などの特別神符が授与されますよ
2日は前日祭で、8時から疫神祭、18時から追儺式
3日は当日祭で、23時から火炉祭など
4日は後日祭で、13時からは福豆抽選会が行われますよ
吉田神社HP

2/2(日)-3(月) 山伏追難式:聖護院

平安神宮の北にある聖護院門跡で、節分会が行われます
聖護院は、修験道のお寺さん、山伏のお寺です
山伏問答など修験道独特の作法も拝観できますよ
2日は、終日、柱源護摩法要
3日は、9時頃から甘酒の無料接待
 13時頃から、追儺式・山伏福豆まき
 15時頃から、厄除開運採燈大護摩供
 18時頃から、お札焼きが行われます
 2日間に限って、本尊の重要文化財の不動明王も公開されますよ
聖護院HP

2/3(月)節分祭:下鴨神社

10時頃から、左京区にある下鴨神社では、節分祭が行われます
10時頃から節分本殿祭
11時頃から古神札焼納式
12時頃から追儺・弓神事
追儺弓神事は直垂姿(ひたたれすがた)の射手が舞殿から矢を放つ古式の神事で矢を射ることで邪気を祓います
13時頃から、福豆まき、 福もちまき
13時30分頃から、御真木神事が行われます

2/2(日)-2/2(月) 強運節分会:千本ゑんま堂(引接寺)

9時頃から20時に、上京区の千本鞍馬口の近くにある千本ゑんま堂(引接寺)では、強運節分会が行われます
千本ゑんま堂は、平安時代初期に、現世と冥土を行き来して、夜は閻魔法王に仕えたといわれる歌人の小野篁(おののたかむら)が、自ら刻んだ閻魔法王を祀ったのが由来です
厄除けこんにゃく煮きがいただけますよ
3日19時頃からゑんま堂念仏狂言が奉納され、その後、豆まき式が行われます
金上がりだるまも授与されます 千本ゑんま堂(引接寺)HP

2/2(日)鬼やらい神事:石清水八幡宮

13時頃から、八幡市の男山の山頂にある石清水八幡宮では、鬼やらい神事が行われます
石清水八幡宮は、日本三大八幡宮の一つです
13時と14時の2回、鬼やらい神事が本殿前で、宮中に伝わる古式に従って行われます
鬼やらい人が、邪気を祓うといわれる桃の枝で作られた弓と剣で四方を祓います
その後、境内に現れた鬼たちに「鬼やろう」の掛け声で豆を撒き退散させます
参拝者にもお豆が振る舞われます

2/2(日)-2/3(月) 節分祭:八坂神社

9時頃から、八坂神社では、節分祭が行われます
八坂神社には、素戔嗚尊(スサノオノミコト)が祀られています
四花街による舞踊奉納と、芸舞妓さんによる豆撒きが行われますよ
2日:13時から先斗町、14時から弥栄雅楽会、15時から宮川町の歌舞会、16時からは、豆撒きが行われます
3日:11時から今様奉納、13時から祇園甲部、15時から祇園東の歌舞会、16時からは、豆撒きが行われます
景品付福豆授与や甘酒の接待もあります

2/1(土).2/3(月) 湯立神事:石清水八幡宮

毎年2月1日と3日の12時から、八幡市の男山の山頂にある石清水八幡宮では、湯立神事が行われます
石清水八幡宮は、日本三大八幡宮の一つです
王城守護の神さん、王権の神さんとして歴代の朝廷に崇拝されてきて、源氏が氏神さんとしたことから、武の神さん、弓矢の神さん、戦勝の神さんとして武家の信仰も厚かったそうです
「石清水」からくみ上げた御神水を釜で沸かして御神前に献上します
神楽女が笹の葉で釜の熱湯を振りまき、その熱湯を浴びることによって厄除け・無病息災・五穀豊穣が祈願されます
笹の葉もいただけます