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仏教の学び
仏教の教え、言葉で感動した内容を載せました

はきものをそろえる

はきものをそろえると_心もそろう
心がそろうと_はきものもそろう
ぬぐときに_そろえておくと 
はくときに_心がみだれない
だれかが_ みだしておいたら
だまって_そろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の人の心もそろうでしょう

これは、曹洞宗円福寺の住職を継ぐ、藤本幸邦さんが、お坊さんの教え「脚下照顧:きゃっかしょうこ」を子ども達にもわかるように、そして行動として身につくようにと考えたのがこの詩です。

足元を照らし、かえりみると書く「脚下照顧:きゃっかしょうこ」とは、「自分の足元を見よ」「自分の行いを見よ」ということで、正しい行いを求めていくという意味

環境は心を映し出しているとも言われます。たとえば、掃除をして身の回りが綺麗に片付くと、心まですっきりと整理されたような気持ちになることがあるでしょう。
まずは足元から正しく整えることが大切であり、それができれば自分の行動を冷静に振り返り、次に繋がる一歩を踏み出すこともできるということです。

「だれかが みだしておいたら だまって そろえておいてあげよう」とは、足元を正しく整えることの大切に気づかない人の分まで、はきものをそろえてあげましょう、ということです。
 それは、思いやりの習慣をみんなが身につけて行動したら、世界中の人の心も一つになるということなのです。
私たち一人ひとりの素晴らしい習慣は、世の中を良くするということに繋がるのです。